「あきらめないこと」と「あきらめること」は
どちらが容易いのか。
あきらめないなら、
真っ直ぐ真っ直ぐ前に進んで往けばいい。
なにかを見つめて歩く。
往く先を見据えて、向かっていけばいい。
信じるままに。
一歩一歩踏みしめて、
足を出して確実に前へ往くのだ。
あきらめるなら、
全てを手放してしまえばいい。
そこで終わらせればいい。
どこにも往かず、なにもせず。
空虚の中にいればいい。
じっと足を止めて其処に留まる。
でも。
刻は止まらないのだから、
其処に居続けることはできないのだ。
手放しても、放棄しても、
進んで往かねばならない。
そうであるならば、
「あきらめる」ことをしたわたしは、
その先にある悲喜交々をも手放したことになる。
絶対に後悔するとわかっていても
あきらめることを選んだわたしの罰なのだ。
けれども、
勇気を持ってあきらめる。
この後悔は墓場まで持って往くのだ。
2010年04月24日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック